こんにちは、にゃむにゃむ(@nyamu_hack)です。ついにゼンハイザーのヘッドホン、HD599SEを購入しましたので、レビューしていきたいと思います!
最初にまとめると、HD599SEはこんな感じのヘッドホンです!
どんな人に向いてる? |
|
どこで使うのに向いてる? |
|
気になる点は? |
|
開封!
化粧箱は、何も飾りがないですね。HD599SEはamazon限定の商品で店舗に陳列することはないです。そのため、外装のデザインは気にする必要がないのかもしれないです。こういうところでコストカットしているのでしょう。好感が持てます。
では開封!!
箱を開けると、以下の付属品が入っています。
- 3.0mストレートケーブル(6.3mmステレオ標準プラグ)
- 2mストレートケーブル(3.5mm ステレオミニプラグ)
- 6.3mm→3.5mm変換プラグ
外観!
全体がブラック仕様で、シルバーがアクセントとして使用されているデザインです。見た目は特に購入感はないですね。ザ・プラスチックという感じです。でもめちゃくちゃ安っぽく見えるわけではないです。
ヘッドバンドの縫い目も綺麗で、洗練された製品であることが伺えます。
装着してみるとこんな感じ。筐体が結構小さい部類になるので、小柄な人でも違和感ないと思います。
スペックについて
スペックは以下の通りです。ちなみにHD599SEとHD599の違いはカラーのみなので、音質などのスペックはHD599と全く一緒です。
ヘッドホンタイプ | オープン型 |
重量 | 250g |
再生周波数帯域 | 12 Hz ~ 38,500 Hz |
インピーダンス | 50Ω |
ドライバーサイズ | 38mm |
ノイズキャンセリング | 非対応 |
250gという重量は、重くもなく軽くもなくという感じです。例えば同じオープン型のヘッドホンで言うと、AKGのK701は230gですし、オーディオテクニカのATH-R70xは210gです。ただ、HD599SEは筐体自体が他のヘッドホンと比較しても小さいので、すごく軽く感じます。
インピーダンスが50Ωというのも絶妙です。インピーダンスが大きいと、専用のアンプなどを使わないと十分な音の大きさが出ないのですが、HD599SEはスマホでも十分鳴らせる抵抗値ですね。先ほど紹介したATH-R70xはインピーダンスが470Ωなので、間違いなくスマホでは鳴らせないです(そもそもスマホで鳴らす想定の製品ではない)。
音質について
ゼンハイザーは1945年に設立されたドイツの音響メーカーで、世界で初めてオープン型のヘッドホンを発売した会社と言われています。設立からずっとオープン型のヘッドホンを作っているだけあって、この分野では非常に突出した音質のヘッドホンを作り続けていますね。
ちなみにオープン型ヘッドホンとは、耳に装着する部分に穴が空いているヘッドホンです。穴が空いているのでバンバン音漏れしますが、その分閉塞感がなくて、スピーカーで聴いている様な広がりのある音が楽しめます。HD599SEもオープン型のヘッドホンです。
音質の傾向としては、中音域を前に出した、繊細でまろやかなサウンドです。ボーカルが非常に聞き取りやすく、すぐ近くで歌っている様な感覚を覚えます。低音は、重低音よりも少し上の高さのところがボンボンと鳴っているイメージですね。引き締まったというよりは、優しい低音を鳴らします。
ベースやバスドラムなど、スピード感のある低音よりは、コントラバスのような低音と相性が合うと思います。
同じオープン型のヘッドホンだと、AKGやオーディオテクニカが豊富なラインナップを揃えていますが、ゼンハイザーとは音作りの傾向が違います。どちらも音の傾向としては中高音付近が特徴的なヘッドホンですね。ドラムのシンバルとかが前に出てくる印象。
個人的にはゼンハイザーくらいの中音重視な音が好きです。サ行の刺さりが皆無で長時間聴けるし。バラードやピアノ曲など、繊細で温かみのある曲に関しては、この価格帯で右に出るヘッドホンは無いと言っていいと思います。
反面、ちょっと退屈な音だと思う人もいるかもしれません。ロックバンドのような、音数が多く、ギターの歪みとベースの重低音が合わさってグルーヴ感溢れるバンドサウンドを聴くにはちょっと盛り上がりに欠けるかもしれないですね。そういう人はSONYのヘッドホンの方が相性いいかもですね。
ただ、そういうバンドサウンドも、ものすごくいい音で聴けることは間違い無いです。今まで様々な楽器で埋もれてしまっていた音が、非常に解像度よく聞き取ることができて、あ、こんな音が鳴っていたんだな!という感動が味わえます。
個人的にSONYの音質は低音と高音に特化した固い音を奏でる印象があるので、ゼンハイザーはその真逆をいく音質だなぁと感じています(なので、SONYとゼンハイザーのヘッドホンを1個ずつ持てばあとは何も要らないんじゃないかと思ったり)。
HD599SEに相性が合う曲を紹介します。yamaの「寝れない夜に」です(自分が好きなだけ)。
序盤はほぼボーカルがメインで、息遣いや声の枯れ具合など、細かな部分まで聞き取れて、ものすごく感情が揺さぶられます。徐々にドラムやベースなどの音が入り混ざってメロディーが複雑になっていきますが、音の解像度が非常に高いかつ、音が鳴っている空間も非常に広いので、全く窮屈な印象が無く、本来の音楽を楽しめている感覚がありますね。これ聴くと毎回泣いちゃう。
また、こんなピアノの曲も相性抜群ですね。
しんみりしたいときは、HD599SEの出番だと思ってください。
また、ヒューマンドラマのような、人との会話や静かなバックグラウンド音楽が流れている映画とも相性抜群です。HD599SEで又吉直樹の「火花」を見ましたが、芸人の葛藤が入り混じった声の熱が生で伝わってきて、めちゃくちゃ泣きました。泣きすぎ
逆にアクション映画など、重低音バリバリで固いサウンド映画はまた別のヘッドホンの方が適任かもしれないですね。
使いごごちについて
オープン型のヘッドホンなので、長時間つけていても全く蒸れないですね。しかし、夏は要検証かもしれません。ここは半月後、再度レビューしたいと思います。
また、先ほどの写真の通り自分は普段眼鏡を装着しているのですが、メガネの上から装着しても全く問題ないです。ヘッドホンの側圧が強すぎず、押し付けられている感じがしないんですよね。なので眼鏡をしていても痛くならないです。
側圧が強すぎないのに、全くヘッドホンがずれ落ちる様な心配はないですね。頭を軽く振っても装着感が落ちることは全くないです。
そして、これは計算外だったのですが、ごろ寝ヘッドホンとしても有能です。
毎回比較に上げてますが、AKGのK701やオーディオテクニカのATH-R70xは結構耳部分が丸くてでかいんですよね。
その分HD599SEは楕円形で小さいので、ベッドで寝ながら装着してもフィット感が全く変わらないのです。ごろ寝しながらいい音で音楽が聴けるの最高!
気になる点
正直全く気になる点はありませんね。
強いてあげるとするなら、デザインがチープ感漂うことでしょうか。しかしそれも音質とは全く無関係な話ですし、基本的にこういったオープン型のヘッドホンは室内で使用するものなので、あまり気にならないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?にゃむにゃむは高校生のことから憧れていたヘッドホンだったので、ついに購入することができて非常に満足です!これからもこのヘッドホンでたくさん音楽を聴こうと思います。
コメント